バンコクから日帰りで行けると人気の「アユタヤ」。長い歴史を感じられるスポットで、バンコク旅行の際はぜひとも訪れていただきたいスポットです。
今回は、バンコクからアユタヤへの鉄道でのアクセス方法やモデルプランをご紹介します。アユタヤでの移動方法についても説明しているので、ぜひ参考にしてみてください!
バンコク市内から鉄道でアユタヤへ
バンコク市内からアユタヤへの鉄道に乗るのはとても簡単です!日本で窓口で切符を購入して新幹線に乗るような感覚に近いので、緊張しなくて大丈夫です。
基本的な流れは以下の通りです。
- バンコク市内にある国鉄フアランポーン駅(MRTフアランポーン駅から徒歩すぐ)
または国鉄クルンテープ・アピワット中央駅(MRTバンスー駅から徒歩すぐ)へ - チケット売り場でアユタヤ行きのチケットを購入
- 指定された乗り場へ行き、鉄道に乗車
チケット購入の際は「どの列車、どの座席クラス、どこまで乗車したいのか」を明確に伝えましょう!多くの場合は、英語が通じますし、駅名を言えば一番早い列車のチケットを購入させてくれます。
チケット購入時に私はパスポート(身分証明書)を見せるようにと言われたので、パスポートの持参をお忘れなく!
バンコク〜アユタヤまでの運賃
タイの鉄道は、乗車する座席によってチケット代が大きく異なります。
列車のスピード(停車駅)も全5種類あります。日本の電車でいう、各停、急行、快速みたいな感じです。また、全等級の席が全ての列車にあるわけではなく、3等席(扇風機のみ)しかない列車もあれば、寝台車まである列車もあります。
- 通勤車(Commuter)
- 普通(Ordinary)
- 快速(Rapid)
- 特急(Express)
- 超特急(Special Express)
注意ポイント
2023年よりバンコクの国鉄駅は「フアランポーン駅」から徐々に「クルンテープ・アピワット中央駅(旧バンスー中央駅)」への移行されています。それに伴い、現在フアランポーン駅からアユタヤ駅へ向かう列車は通勤車と普通列車とのみの運行です。
バンコクからアユタヤ間を利用する場合は、3等席〜2等席エアコンあり(食事付き)の利用がおすすめです。席指定なしの3等席なら15バーツ(約¥60)、2等席エアコンあり(食事付き)なら341バーツ(約¥1,320)と大きな価格差があります。
どの列車に乗っても約1時間半〜2時間でアユタヤに到着するので、それほど神経質になることはないでしょう。詳しい所要時間や等級、チケット代などは公式HPをチェックしてみてください。
バンコク〜アユタヤまでへの時刻表
バンコク〜アユタヤ間を運行する列車は1日に27便走っています。(2023年3月時点)
詳しい所要時間や等級、チケット代などは公式HPをチェックしてみてください。公式HPで駅名をBangkokまたはKrung Thep AphiwatとAyutthayaに設定すれば、バンコクからアユタヤへの時刻表が表示されます。
注意ポイント
タイの鉄道は日常的に遅延しているので、バンコクに戻る時間に制約がある場合などは、余裕を持った行動がおすすめです。
鉄道以外の方法でバンコク市内からアユタヤへアクセス
バンコクからアユタヤへのアクセス方法は、鉄道以外にもあります。
鉄道にいい時間がない場合などは、ぜひこちらの利用を考えてみてください◎
- ロットゥー(ミニバン)
- タクシー
- バンコク発着の日帰りツアーに参加
アユタヤ観光のおすすめ日帰りプラン
8:30〜9:00 | バンコク出発 |
10:00ごろ | アユタヤ到着 |
10:30 | ワット・プラ・マハタート |
11:00 | ワット・ラーチャブーラナ |
12:00 | ワット・チャイワッタナーラーム |
13:00 | ランチ |
14:00 | ワット・ロカヤスタ |
14:30 | ウィハーン・プラモンコンボピット |
15:00 | ワット・プラ・シーサンペット |
16:00〜16:30 | アユタヤ出発 |
18:00ごろ | バンコク市内到着 |
10:00 アユタヤに到着
バンコク市内を8:30〜9:00ごろに出発すると、10:00ごろにアユタヤに到着します!
乗車する列車にとってアユタヤまでの所要時間は異なりますが、約1時間半〜2時間です。
ポイント
帰りの列車の時刻表をチェック!時間が明確なら、先に購入しておくのがおすすめです!
10:30 ワット・プラ・マハタート
まずは、人気バラエティでもお馴染みの木の根の間に埋め込まれた仏像の頭がある寺院です。
この寺院はビルマ軍の侵略を受け、廃墟となってしまいました。頭部がない仏像、崩れ落ちたレンガの壁などからは、当時の侵略がどのようなものだったのかをわかります。
アユタヤ遺跡のどこへ行きたいのかよくわかんなかったら、トゥクトゥクのおじさんに行き先をお任せするのもおすすめです!指定した時間内で、有名どころをいくつか巡ってくれます。
11:00 ワット・ラーチャブーラナ
ワット・プラ・マハタートのすぐ近くにあるワット・ラーチャブーラナは、トウモロコシ型の塔が一際目を引く遺跡です。塔の前にある者を写真のフレームのようにして、写真を撮るのが人気です!
中央の塔は階段で登れるようになっていて、塔からアユタヤの街並みが楽しめます◎
12:00 ワット・チャイワッタナーラーム
ワット・チャイワッタナーラームは、チャオプラヤー川にある1630年建立の寺院です。他のアユタヤ遺跡から少し離れたところに位置し、緑豊かなのが特徴です。
風がない日には、チャオプラヤー川の水面にワット・チャイワッタナーラームが反射し、より一層美しい景色に出会えます。
13:00 ランチ
雰囲気の良い川沿いのレストランでランチをいただきましょう!チャオプラヤー川を眺めながら、いただくタイ料理は絶品でした◎
14:00 ワット・ロカヤスタ
ワット・ロカヤスタには、全長約28m、高さ約5mの巨大ねしゃか仏が、木々が生いしげる広大な草原に寝そべっています。
ワット・ロカヤスタは入場料がかからないので、ふらっと立ち寄れるスポットです!少し時間が余るなという時などに気軽に訪れていてみるといいですよ◎
14:30 ウィハーン・プラモンコンボピット
高さ約17mの巨大な仏像が安置されている寺院。巨大な仏像はブロンズ製で見るものを圧倒するほどの迫力があります。1603年にラーマティボディ2世により造られましたが、ビルマ軍に破壊されてしまいました。その後、1951年に修理され、仏像の体内から何百体もの小さな仏像が発見されました。
周辺にっは、お土産物やろうそく、花などを売る露店があり、活気があります。
15:00 ワット・プラ・シーサンペット
ボロムトライロッカナート王時代の1491年に建立され、アユタヤ寺院の中で最も重要な寺院です。建立以降は宮中儀式が行われてきた王宮でもあり、アユタヤ遺跡の中でもひときわ存在感を放っています。
その中でも並ぶようにある3基の塔の存在感があり、メインの見どころです。当時のアユタヤ遺跡の繁栄が感じられるので、ぜひじっくりと観光してみてください。
16:00〜16:30ごろ アユタヤ出発
バンコクには18:00ごろに到着します。
注意ポイント
帰りの列車は意外と混んでいることも多いので、アユタヤ到着時に帰りのチケットを購入しておくのがおすすめ!
私は帰ろうと思った時にチケットを購入したら、エアコンなどの3等席しか空きがありませんでした。いい経験でしたが、風と砂埃で結構汚れました。
【お得】アユタヤ遺跡観光におすすめなチケット!
チケットは基本1カ所ごとに50バーツ(約200円)ですが、有名どころをいくつか回るなら、共通チケットがおすすめ!共通チケットは220バーツ(約880円)です。
共通チケットは大々的に販売されていないので、遺跡のチケット売り場で共通チケットを購入したいと声をかけてみてください。
アユタヤでの移動手段
アユタヤでの主な移動手段は、主に3種類あります。
- レンタサイクル
- レンタルバイク
- トゥクトゥクをチャーター
アユタヤに到着してから(船で渡って自転車、バイク、トゥクトゥクのチャーター、相場も書く)
トゥクトゥクの相場は、1時間あたり300バーツ(約¥1,160)前後です。私はトゥクトゥクをチャーターするつもりがなく、かなり値下げしてくれたので、2人で3時間600バーツで利用できました。駅の出口のところで客引きをしてくるので、価格交渉をしてみるといいですよ!
トゥクトゥクなら移動時間が短縮できる上、酷暑の中歩いたり、自転車を漕いだりする必要がなく、とても楽ちんでした◎
アユタヤ遺跡を日帰り旅行で満喫しよう!
今回はバンコクから鉄道で行くアユタヤ遺跡の日帰りモデルプランをご紹介しました。アユタヤ遺跡はバンコクから鉄道で約1時間半〜2時間なので、日帰り旅行にぴったり!
鉄道への乗車方法もそれほど難しくないので、気軽に日帰り旅行が楽しめます!ぜひモデルプランなどを参考にアユタヤ遺跡観光を満喫してみてください♪
※2023年3月11時点のレート、1バーツ=3.88円で計算しています。