海外への長期渡航や世界一周をするなら、トラベルワクチンを接種しておくと安心です。しかし、医療従事者じゃない限りワクチンのことってよくわからないですよね。しかし、トラベルワクチンは自分の身を守るためにも、しっかりと理解して自分に必要なものを接種しておくべきです。
今回は実際にトラベルワクチンを接種してきた私が、トラベルワクチンを接種するまでの手順や費用、私が接種したものを解説します。
目次
世界一周や海外長期渡航にトラベルワクチンは必要?
トラベルワクチンは保険が効かない自費治療なので、高額ですが、自分の身を守るために接種するのがおすすめです。
海外には日本では流行していないような感染症が流行している地域も多く、ワクチンで感染症へのリスクを未然に防ぐことが大切です。決して安いものではありませんが、最悪の場合、命にも関わる感染症もあるため、渡航前にしっかりと理解した上でワクチン接種について考えましょう。
しかし、むやみにすべての種類のトラベルワクチンを接種する必要はないので、接種までの手順や必要なワクチンの選び方を解説します。
トラベルワクチンを接種するまでの手順
トラベルワクチン接種を予約するまでの手順は、以下の通りです。
- どの地域・国に行くのかをざっくりと決める
- 渡航予定先の感染症情報をチェック
- どのワクチンを接種するか決める
- いつ・どこでワクチン接種を行うか決める
渡航先の感染症情報は厚生労働省検疫所「FORTH(FOR Travelers Health)」でチェックできます。
主なトラベルワクチンの種類
世界一周や海外長期滞在をする場合のトラベルワクチンは以下の通りです。これらすべてを接種しなくてはいけないわけではなく、一般的にこの中から自分に必要なワクチンを接種します。
- 黄熱
- A型肝炎
- B型肝炎
- 破傷風
- 狂犬病
- ポリオ
- 日本脳炎
- 麻しん風しん
- 髄膜炎菌
接種するトラベルワクチンはどうやって決める?
接種するトラベルワクチンは、自分のワクチン接種歴と渡航予定先の感染症情報で決めます。
一部地域では、黄熱病の予防接種の証明書(イエローカード)がないと入国拒否に遭ってしまいます。主にアフリカや南米地域で流行している感染症なので、これらのエリアへ渡航予定の方は必ず入国条件をチェックしましょう。
渡航先の感染症情報は厚生労働省検疫所「FORTH(FOR Travelers Health)」でチェックできます。どのワクチンを接種するかの正解はないので、自分の接種歴や渡航先の感染症情報を加味した上で検討してみてください。
トラベルワクチンにかかる費用は?
トラベルワクチンは接種する本数によっても異なりますが、費用の目安は5〜10万円です。かなり高額ですが、旅行の安全をお金で買っていると思って、必要なワクチンは必ず接種しましょう。
トラベルワクチンは自費治療のため、同じワクチンでもクリニックによって価格に大きな差があります。私が調べた限り、都内だと三軒茶屋にある「ふたばクリニック」、埼玉県だと「ほしこどもおとなクリニック」が良心的な価格設定です。
主なトラベルワクチンの価格(国内)
各種トラベルワクチンの価格の目安は以下の通りです。都内などトラベルワクチン接種可能なクリニックは多くあるエリアは、必ず接種できる種類や価格を比較するようにしましょう。
ワクチンの種類 | 価格(目安・1回) |
A型肝炎 | ¥7,000〜¥12,000 |
B型肝炎 | ¥5,000〜¥10,000 |
破傷風 | ¥2,000〜¥6,000 |
狂犬病 | ¥15,000〜¥20,000 |
日本脳炎 | ¥6,000〜¥10,000 |
※輸入ワクチンなのか国内製造のワクチンなのかによって、大きく費用が異なるワクチンもあります。
私も海外長期渡航に向けて接種してきました!
私は埼玉県にある「ほしおとなこどもクリニック」でトラベルワクチンを接種しました。とてもスムーズで待ち時間も少なく、病院に到着してから1時間程度で終了しました。
ワクチン接種には電話で予約が必要です。ワクチンによっては予約後に取り寄せるようなので、遅くとも接種した1週間前には予約しましょう!
接種したワクチンの種類を以下の通りです。
接種したワクチン
- A型肝炎(3回):¥9,000(1回)
- 破傷風(1回):¥2,000(1回)
※初診料や消費税などは含まれているようで、追加の費用はかかりませんでした。
私は海外生活をしていた過去もあり、日本では一般的に接種していないようなワクチンも多く接種していました。そのため、一般的に海外へ投機渡航する人より少ないワクチンの本数です。それでも3万円程度はかかりました。
A型肝炎は未接種だったので3回、破傷風は過去に接種歴(10年経過済み)があったので追加の1回を接種することに。
狂犬病に関してはかなり悩んでのですが、山奥などへ行く予定はない&予防接種をしていても噛まれたら暴露後の注射が必要なため、今回は接種を見送ることにしました。
他のワクチンについては、母子手帳を見ながら過去の接種歴を確認して、今回は接種せず。また南米への渡航予定はないため、黄熱病は接種しませんでした。
今回接種したワクチン以外にも、B型肝炎や日本脳炎、狂犬病などが接種可能です。
私が接種した2022年7月時点の情報です。最新情報はクリニックへご確認ください。
トラベルワクチン接種の前に確認すること
自身のワクチン接種歴と渡航予定先の感染症情報は、必ず確認するようにしましょう。感染症は地域によって流行しているものが異なるため、渡航先によってワクチンを選ぶ必要があります。
わからない場合は、トラベルクリニックなどでどのワクチンを接種するのか相談してみるのも1つの選択肢です。
トラベルワクチン接種に必要なもの
トラベルワクチンを接種するのに必要なものは、基本的に以下の通りです。
病院によっては、ウェブで予診表がダウンロードできるようになっていることもあるので、時短のためにも事前に記入しておくとスムーズですよ◎
持ち物
- 母子手帳(過去のワクチン接種歴が確認できるもの)
- 保険証(ワクチン接種は保険適用外ですが、診察券の作成に必要です)
- 現金・クレジットカード(病院によってはカード払い不可)
トラベルワクチンの接種は計画的に。
今回は、海外長期渡航や世界一周に必要なトラベルワクチンについて解説しました。
私もトラベルワクチンについて調べ始めた時は、いつどこで何を接種するべきなのか全然わかりませんでした。かなりお金がかかることなので、億劫になっていた部分もあります。しかし、トラベルワクチンは海外旅行をする上で、自分の身を守るための大切な手段です。めどくさがらず、感染症のリスクや費用、接種できる病院を1つ1つ調べて、必要なものは接種するようにしましょう!